甲状腺(こうじょうせん)は、のどぼとけと鎖骨の間で皮膚のすぐ下にある小さな臓器です。

甲状腺は、甲状腺ホルモンを作っています。
ホルモンとは血液に溶け込んで全身を巡り、届いた先の臓器を動かす化学物質の総称です。
それぞれのホルモンが「どこで作られ」、「どんな作用を起こすか」決まっています。
甲状腺ホルモンは甲状腺で作られ簡単にいうと「新陳代謝の調節」をするのが仕事です。
このホルモンがが多すぎたり、少なすぎたりすると身体に不調が出てくることがあります。
甲状腺ホルモンが多いのか少ないのかは血液検査でわかり、甲状腺機能検査と言います。

甲状腺機能検査では、甲状腺ホルモンそのものであるFT3とFT4と、TSHを測定します。
FT3、FT4の測定値だけでは、甲状腺ホルモンが実際に身体にとって多すぎる(または少なすぎる)ことが把握できないため必ずこの3つの結果で判定しています。

甲状腺ホルモンが多い 甲状腺ホルモンが少ない
TSH 低下する 上昇する
FT3 / FT4 上昇する(正常範囲のこともあります) 低下する(正常範囲のこともあります)
主な症状 動悸、発汗、暑がり、手の震え
食欲はあるのに体重が減る
寒がり、髪や皮膚が乾燥する
髪の毛や眉毛が抜ける
主な原因 バセドウ病
プランマー病(甲状腺腫瘍)
無痛性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎
甲状腺機能低下症の治療中
橋本病
甲状腺治療の後
バセドウ病の治療中
お薬の副作用
ヨード(海藻類)の食べ過ぎ